11/04/19 16:15:57.45
ソースは
URLリンク(www.asahi.com)
URLリンク(www.asahi.com)
[1/2]
東日本大震災で震度5弱だった東京・新宿の超高層ビル(54階建て、高さ223メートル)が
「長周期地震動」を受け、国の耐震基準の約13倍の約13分間にわたって揺らされ続けたことが
大手ゼネコンの調査でわかった。最上階では1メートルを超える横揺れが続いた。
60メートル以上の超高層ビルは国の耐震基準に基づき、震度にかかわらず1分以上の揺れを想定した
強度を義務づけられている。
近年、ビルを揺らす長周期地震動の研究が進むなどしたため、国土交通省は今年度前半から、
東京・大阪・名古屋の3大都市圏の新しいビルには約8分間の揺れを想定するよう基準を強める予定
だった。
だが、今回の震災を受けて再検討する方針を固めた。
制震装置などを入れ、より揺れにくくするような設計を求めるとみられる。
今回、長周期地震動を観測したのは「新宿センタービル」(1979年建築)。
ここに本社がある大成建設が調べた。
大成によると、3月11日の震災時にビルの所在地では約13分間の揺れを観測したという。
東大地震研究所は関東平野では6分以上の揺れを観測したとしており、かなり長く揺れた可能性がある。
ビルはさらに大きく揺れた。観測によると、地震発生から徐々に揺れ始め、
約2分後には長周期地震動が到達し、建物が横に大きくしなり始めた。
約6分後にピークとなり、最上階は3秒間に108センチ、
高さ約100メートルの28階は3秒間に52センチ動く横揺れがしばらく続いた。
その後少しずつ収まったという。
ビルは制震装置で揺れを2割吸収し、建物の被害は出なかった。
装置がなければ、最上階はピークには3秒間で140センチの横揺れになるという。
他の超高層ビルの最上階近くにいた人は「立っていられないほどだった。
机の引き出しが勝手に開いたり、閉まったりした」と話している。
-続きます-