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2011年4月2日、日本政府は福島第一原発事故に関し、高濃度放射線水が海に直接流れ出して
いることを発表。原因としては、2号機に付随する「ピット」と呼ばれるコンクリート貯水
タンクの破損が原因ではないかとみられている。高濃度の放射線水の海洋への流出が続く
ことは生態系への影響だけではなく、日本船舶の運航に支障を発生させるバラスト水問題も
引き起こす能性がある。
4月1日の韓国内の報道では、日本から来る貨物船のバラスト水により、放射線汚染が韓国内
でも広まるのではないかと危惧する声が上がっている。今のところ、この様な指摘をして
いる国は、普段から日本への注目度が高い韓国だけのようである。
バラスト水に関しては、生物、化学的な汚染に対してはフィルターの設置がバラスト水管理
条約によって義務付けられることになっている。それだけ、バラスト水は環境分野において
は、注目度の高い問題となっている。船舶が出航した時点でその港の海水を取水し、入港
先で、船内のバラスト水を放出する。これにより、生物、化学的な汚染を広げないという
ことを目的として同条約は制定された。放射線汚染に関する無害化の規定はない。しかし、
日本を出航した船舶が放射線汚染されたバラスト水を、海水を世界中に広めるという風評
被害が発生する危険性はないのであろうか。
現在、海洋生物の生態系への不安を指摘する声に比べ、この危険性についてはあまり指摘
する声は上がっていない。単なる杞憂であり、バラスト水問題は、大きな問題に発展する
ことはないということなのであろうか。今後放射線による日本周辺海域の汚染が、広く伝え
られることは、日本船舶の運用に大きな影響がでないと言い切れるのであろうか。
ソース:世界の水事情
URLリンク(water-news.info)
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