11/04/03 11:15:35.90
原子力発電の関連機器の品質検査などを手掛けるフランス企業「APAVE
(アパーヴ)」グループが、神戸市中央区に日本法人を設立したことが2日、
分かった。出荷前の非破壊検査などを行う。周辺には、三菱重工業神戸造船所
(神戸市兵庫区)など同機器の生産拠点が集積しており、日本で事業を拡大する
には、神戸に拠点を設けることが最適と判断した。
神戸進出を支援した日本貿易振興機構(ジェトロ)などによると、同グループは
1867年創業で、2009年の売上高は8兆円。発電量の8割近くを原発が
占めるフランス国内で、関連機器検査市場の70%を握るという。ほかにも鉄道や
環境などの分野で、各種検査やコンサルティングを手掛けている。
日本法人「APAVEジャパン」の資本金は1200万円。アジア大洋州地区を
統括するAPAVEのベトナム現地法人が全額出資した。3月末に神戸商工貿易
センタービル(神戸市中央区浜辺通5)に事務所を設け、トップら3人を配置。
当面は、市場調査に向けた情報収集に取り組む。
三菱重工神戸造船所をはじめ、川崎重工業や神戸製鋼所など、関連機器や部材の
製造拠点が兵庫県内に多いことから、神戸への進出を決めた。11年度の売上高
目標は1億円。今後、年率15%の売り上げ増を目指す。
◎URLリンク(www.kobe-np.co.jp)