11/04/02 22:36:11.85
3月11日に発生した東日本大震災はインターネット時代の日本を襲った初の大型災害。
もはや社会インフラとなったネットやデータセンターをいかに機能させ続けるか。
米グーグル日本法人と日立製作所は矢継ぎ早に対策を打ち出していった。
■1時間後、日米で足並み
11日午後3時。東日本大震災の強烈な揺れで騒然となった東京・港の高層オフィス
ビル「六本木ヒルズ」。入居企業の業務が軒並みストップするなか、26階にある
グーグル日本法人には災害対応サイトの立ち上げに向け、腕をまくってパソコン画面
に向かうエンジニアらの姿があった。
その10分前。船酔いするほどビルがしなり、窓の外には向かいのビルで振り子の
ように揺れる清掃ゴンドラが見えた。「これは来たな」。サイト構築を担うウェブ
マスターの三浦健(38)ら数人は被災者などが消息・安否情報を書き込むサイト
「パーソンファインダー」の立ち上げに黙々と動き始めた。
同サイトは2010年1月に起きたハイチの大地震、最近ではニュージーランドでの
地震後にも開設された。
そのころ、カリフォルニア州マウンテンビューにある米国本社は午後10時過ぎ。
東京への電話がなかなか通じないなか、災害対応の「クライシス・レスポンス
・チーム」が始動。東京のプロダクトマネジャー、ブラッド・エリス(29)に
電子メールで緊急態勢が整ったと伝えた。
日米で足並みがそろい始めたのが、地震発生から約1時間後。日本の素早い初動も
奏功し、4時32分には日本語版のパーソンファインダーが稼働、5時前には各種
情報が一覧できる災害対策ページも公開。被災地域の衛星写真を取得するための
撮影リクエストも宇宙に向けて送られた。
欧州のエンジニアリング拠点であるスイス・チューリヒも加わり、日米欧の3極が
リレーするかたちで24時間、サイトの保守・改善にあたる。日本では当初の十数名
のほか他部署のエンジニアらを含め30人ほどがこの業務を担う。
「完ぺきなサイトでなくても、ネットに情報を寄せる多くの人の善意を信じて早く
立ち上げよう」。三浦らと26階にとどまり陣頭指揮したシニアウェブマスターの
川島優志(34)は周囲にこう発破をかけた。(※続く)
●グーグルが立ち上げた主なサービス
URLリンク(alp.jpn.org)
◎URLリンク(www.nikkei.com)