11/03/30 20:30:53.28
大震災の発生以来、客足が遠のいている飲食業者などから「このままでは店が潰れる」と悲鳴が上がっている。
物流の停滞や交通網の乱れに加え、「自粛」ムードの広がりが繁華街などを直撃。歓送迎会などの中止も相次いでいる。
JR山形駅近くの繁華街は先週末の26日も、閉店時間を前倒しする店が多かった。周辺のコンビニは午後10時に
はすべて閉店。「物流が滞っているため、当面の間は営業時間を7時~17時とさせていただきます」と入り口に張り紙を
するコンビニもあった。 そんな中、居酒屋チェーン店「いろはにほへと山形駅前店」は未明まで開いている。「遅くまで
やっている店が周りに少なく、通りが暗い。利用者のため、なるべく通常に近い形で営業したい」と布施徳史店長(38)。
しかし送別会のキャンセルは20件以上。「歓迎会の予約も例年の9割減。それどころじゃないという人も多いのでしょう」
山形市十日町のホテルキャッスルには、「親戚や友人が来られないので、結婚式を延期したい」という相談が相次いでいる。
20日にあった結婚式では、招待客140人中30人が交通事情などで欠席したという。ホテル側は事情を考慮し、
料理のキャンセル料などは請求していないという。 新庄市のJR新庄駅前近くにある通称「マーケット」。焼き鳥店、
居酒屋、スナックなど50店舗ほどが軒を連ねる飲食店街で、営業しているのは15店舗ほどだ。
あるスナックの女性(40)は「元々景気が悪いうえに、燃料や資材が届かないので工場や建設会社が休みで、飲みに
出て来ない。ガソリン不足で代行もほとんど動いていない」と話し、「収入はいつもの半分以下」と嘆く。 歓送迎会や
謝恩会などが多い3月は飲食業界の書き入れ時だが、震災で事情が一変した。マーケット近くのすし店経営の男性(38)は
「この半月分の予約だけで約20万円のキャンセルが出た。被災しなかった人は、自粛より、お金を使う方に回らないと、
地域経済が持たない」と訴える。
居酒屋を営む男性(50)も「連日入っていた宴会予約は全部キャンセル。4月を含めれば200万円近い損害だ」と話す。
津波に襲われた宮城県名取市で身内2人を失い、1人が行方不明だという。男性は「被災者を何とか助けたいと
思っているが、このまま自粛が続けば、店は潰れ、助けたくても助けられなくなってしまう」と苦渋の表情だ。
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