11/03/24 11:44:28.77
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東京ディズニーランドが、計画停電の余波で、当分通常営業を再開できない状況だ。
東京ドームの10倍もある電力の供給が見込めないためで、部分開園なども検討しているものの、
なかなかメドがつかないようだ。
東京湾岸埋め立て地の液状化で、ディズニーランドがある千葉県浦安市は、
世帯の半数もが水やトイレを使えなくなり、ガスの供給停止地域も出ている。
■液状化なく、「開園が可能な状態」だが…
とはいえ、ディズニーランドだけは、液状化の被害がほとんどないという。
確かに、駐車場の一部やディズニーシー周りの沿岸道路では、陥没・隆起や砂の噴出が見られた。
しかし、運営会社のオリエンタルランドによると、園内のアトラクションや広場などにこうした現象は
見られず、水道やガスなども被害がなかった。
浦安市によると、もともと陸地部分が多かったほか、
地盤強化などの安全対策が行われた結果ではないかという。
オリエンタルランドも2011年3月18日、すでに安全点検などが終わり、
「開園が可能な状態」であることをサイト上で明らかにした。
ところが、計画停電の影響で「電力供給が安定しない」状況になっており、引き続き休園することに
なった。当初は、21日をめどに見通しを決めるとしたが、未だにそうできない事態になっている。
同社の広報部では、取材に対し、
再開のメドが当分ついておらず、1、2か月単位で休園が続く可能性があると答えた。
園内では、ジェットコースターなどの乗り物があったり、電飾を凝らした夜のパレードが行われたりして、
多量の電力を消費する。
同社によると、ディズニーシーを含めて、1日当たりに使う消費電力は、約57万キロワット時だ。
これは東京ドームの約10倍に当たり、一般家庭なら5万世帯前後にも相当する。
プロ野球セ・リーグの開幕強行が批判を浴びているだけに、営業再開には難しい判断が迫られそうだ。
-続きます-