11/03/09 13:00:53.37
スレンダーでセクシーな姿で世界各国の少女たちに愛されてきたバービー人形。
だが、中国の少女たちの心は捉え切れなかったようだ。
「中国の少女たちにとって最も親しい友人になりたい」として、
2年前に上海に華やかに登場した6階建てのバービー・ショップが、
現地での反応が予想外に思わしくなく、閉店することになった。
英紙フィナンシャル・タイムズが7日(現地時間)、報じた。
中国での失敗の主な原因は、中国市場に対する理解不足とされている。
主な購買層である中国の少女たちの好みを見極められなかった上、
安価な物を買い求める中国の消費傾向も把握し切れなかったというわけだ。
2009年3月にオープンした上海のバービー・ショップは、
米国の人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』風の衣装を着せたセクシースタイルの
米国式人形をそのまま販売した。だが、フィナンシャル・タイムズによると、
ふっくらしてかわいらしい動物のキャラクターを好む中国の少女たちは、
この細身の人形にあまり良い反応を示さなかったという。
高い価格も問題だった。中国人の消費傾向をよく知る現地のライバル企業は、
価格を抑える努力を怠らなかったが、バービー・ショップはビル全体をピンク色に装飾し、
世界最大のバービー・コレクションや最高級のバービー衣装をそろえた。
バービー人形を生産するマテル社は、上海店の閉店について
「中国での事業戦略を変更したため」と説明し、
今後も中国進出の道を探り続けたいとの立場を明らかにした。
だが、同日付のフィナンシャル・タイムズのコラムは「中国市場に進出する海外の各企業は、
自社の事業モデルが中国でも通用するという高慢な考えを捨て、現地化に注力すべき」と指摘した。
URLリンク(www.chosunonline.com)