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ホンダの広東省仏山市部品工場（南海工場）は1日、昨年5月のストライキの発端となった
賃金問題について、労働者との協議の結果、2011年度の賃金を引き上げるとの決定を発表した。
南方日報が報じた。
ホンダ南海工場と、同工場の労働者代表による賃上げ交渉は3回にわたって行われ、
協議の結果、労働者における2011年度の賃金が、1カ月あたり561元（約7000円）
ベースアップされることになった。
しかし、賃上げ交渉の過程では、労働者代表、企業側の提示するベースアップ額が、
それぞれ880元（約1万1000円）、531元（約6600円）と大きく異なっていた。
協議では、「労働者らによる46．1％もの賃上げ要求は、当社の許容範囲を超え、
負担が大きすぎる」と訴えるホンダ側に対して、
「会社の昨年の業績は、前の年よりもよかった。賃上げで誠意を見せろ」などと主張する
労働者の両者による、激しい「攻防」があったとも伝えられた。
最終的には、ホンダ、労働者双方が、広東省総工会の孔祥鴻副主席の仲裁を通じて、
1カ月当たりのベースアップ額を561元（約7000円）、ボーナス50元（約600円）、
合計611元（約7600円）で「譲歩」した。
孔氏は、「ホンダ南海工場の賃上げ交渉は今後、中国の工会（労働組合）における典型的な
事例となる」と発言。
ストライキの騒動を経て工会を再編し、労働者代表を選挙で選出するなどしたホンダの対応を
積極的に評価し、「雇用側と労働者双方の賃金交渉における、新たな道を切り開いた」と語った。
ソースは
URLﾘﾝｸ(www.excite.co.jp)
ホンダ URLﾘﾝｸ(www.honda.co.jp)
株価 URLﾘﾝｸ(company.nikkei.co.jp)