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◆4月から、年金の支給額が下がります asahi.com
この4月から、老後に支給される公的年金の額が減ることになりました。
物価が下がっていることに伴って、年金額も0.4%引き下げられ、
老齢基礎年金は満額で79万2100円から78万8900円に下がります。
障害者年金や遺族年金などの支給額も下がります。
いっぽうで、国民年金の保険料も月80円ではありますが、
国民年金保険料制度が発足して初めて値下がりします。
支払う額は、月1万5020円に。
これは、実質賃金が下がっているためです。
そんな中、またまた年金を不安にさせているのが、「運用3号」の問題。
サラリーマンの妻の専業主婦は、第3号被保険者といって
保険料を支払わなくても基礎年金に加入していることになっています。
この第3号の中で、夫がサラリーマンを辞めたので本来なら第1号に届け出をして
国民年金を支払わなくてはならないのに第3号のままだったり、
130万円以上稼いで夫の扶養から外れたり、夫と離婚しているにもかかわらず
第3号に入り続けている人が100万人もいるということが発覚。
こうした実質的には年金未加入の人に対し、
厚生労働省が今年の1月1日以降の届け出については、
全員を加入していた扱いにするとの通達を出したので、大騒ぎになりました。
なぜなら、去年の12月までに、第3号から第1号への届け出をしていた人は、
年金がもらえなくなったり、もらえても減額されるのに、
届け出なかった人だけは年金がたくさんもらえるということになったからです。
この件については、「正直者が損をするというのでは、年金の公平性が保てない」
「ただでさえ財政危機の公的年金から、実質未加入の人になぜ年金を支払うのか」
など反発が多く、現在、大モメにもめている最中。
1月以降の受け付けは、すべてペンディング状態となっています。
厚生労働大臣の見解も、二転三転している状況。
またひとつ、年金の信頼が崩れそうな事態になっています。
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