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住友商事は2月24日、CSKを株式公開買い付け(TOB)で子会社化し、住商情報システム
(SCS)が吸収合併して新会社「SCSK」を10月1日付けで設立すると発表した。
CSKは不動産証券化ビジネスの失敗などで経営不振に陥り、本業の情報サービス事業に
集中して経営再建を目指していた。2009年9月にSCSと業務・資本提携に向けて基本合意し、
その後の協議で両社の合併が最善と判断した。
TOBは住商とSCSが3月10日から4月11日にかけて実施。CSK筆頭株主で36.48%を保有する
投資会社がTOBに応じる予定で、両社合計で64.12%を取得、CSKは住商が子会社化する見通
し。TOBの買い付け価格は1株当たり203円。CSK(東証1部)の24日終値は前日比50円高の393
円だった。CSKは9月28日付けで上場廃止となる見通し。
TOB成立後、SCSを存続会社、CSKを消滅会社として10月1日付けで両社が合併する。合併後
の新会社「SCSK」の代表取締役社長には、SCSの中井戸信英会長兼社長が就任。CSKの中西
毅社長は代表取締役副社長に就く。
CSKは故・大川功氏が1968年に「コンピューターサービス株式会社」として設立。1987年
に社名の頭文字を取った「CSK」に社名変更した。セガ・エンタープライゼス(当時)の経
営にも関わり、大川氏は2001年、セガが「ドリームキャスト」から撤退した際、個人所有
のセガ株式約850億円分をセガに寄贈した。
ソース:ITmedia
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