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2011年2月14日、英フィナンシャル・タイムズ(中国語版)は、モノづくり大国として世界
に知られた日本の若者が、製造業に興味を示さなくなっていると指摘した。以下はその概要。
1986年に出版されたソニー創始者・盛田昭夫氏の自伝「MADE IN JAPAN―わが体験的国際戦
略」は、日本が工業強国に飛躍したのは、米国が弁護士の養成に忙しくしている時代、日本
が多くのエンジニアを養成していたからだと伝えている。25年前、日本企業は勤勉と各技術
に精通したエンジニアによって、世界経済の主役となっていた。
しかし90年代になって、バブル経済がはじけ、現在も韓国や台湾に対して優位に立てる技術
を保持しているものの、3分の2の製造会社が優秀なエンジニアの不足を嘆くなど、日本の
製造業はその勢いを完全に失ってしまった。25カ国の高校生を対象に調べたある調査では、
「技術者になりたい」と思う人の割合が最も少なかったのは、日本の高校生だったという。
日本の技術者の不足は、バブル時と比べて高い失業率とも矛盾する。リストラ、15年ぶりの
円高による工場の海外移転、そして非正規雇用。日本の若者にとって、製造業従事者はもは
や安定した職業ではない。日本リクルート社の人気企業ランキングでは、トヨタとソニーは
それぞれ82位と77位に甘んじたという。(翻訳・編集/津野尾)
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