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住友金属工業、住友商事は、東京地下鉄(東京メトロ)から、住金と東京メトロが共同開発した操舵装置を搭載した台車240台
120両分を受注した。
操舵台車は、従来の台車に固定されていた車軸の向きをレールの曲線に合わせて、曲線の走行をスムーズにすることで、騒音や車輪の
摩耗を軽減する台車。今回受注した台車は、2012年春に営業運転を開始する東京メトロ・銀座線の新型車両1000系に使用される。
操舵台車が地下鉄に採用されるのは国内で初めてで、操舵台車の受注としては、国内最大規模。
操舵台車は、世界の鉄道研究機関、メーカーが古くから研究・開発してきたが、構造が複雑になるため、これまで国内での実用化は
一部の特急車両に限られていた。
住友金属は、交通産機品カンパニー製鋼所(大阪市)の試験線や、東京メトロの営業路線で試験走行でデータをとり、改良を重ねてきた。
この結果、全車輪・車軸に操舵装置をつけるのではなく、車両に台車4組の車輪・車軸のうち、内側の2組のみに操舵装置をつけることで
単純な構造で、優れた曲線通過性能を発揮する操舵台車の開発に成功した。
この操舵台車では、キシリ音がほぼなくなり、車輪寿命が従来の約2倍となった。
▽ソース:レスポンス自動車ニュース(Response.jp) (2011/02/17)
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