11/02/07 23:00:33
水のような液体シリコンを塗布して半導体の膜を作り、太陽電池を発電させることに北陸先端科学
技術大学院大の下田達也教授らが世界で初めて成功した。
太陽電池に限らず、半導体の低コスト化や利用範囲の拡大につながるといい、国内メーカーと共同で
早期の実用化を目指す。
携帯電話や液晶、太陽電池などに欠かせない半導体のもととなるシリコン材料は従来、固体と気体
に限られていた。
これに対して下田教授らは、これまでに光と特殊な溶媒を用いた安定的な液体シリコンの作製に成功。
高速なトランジスタも作製し、平成18年に英科学誌「ネイチャー」で発表していた。
そこで今回は、液体シリコンの詳しい性質を明らかにした上で、基板上に塗布する技術の開発に挑戦。
液体シリコンから不純物を除き、ガラスの基板を用いて製造時間を短縮することなどで、半導体としての
性能を持つ安定した膜の製造技術を確立した。
具体的には、まず窒素が充満した装置内で基板上に液体シリコンをたらし、1分間に約3000回の
高速で回転。次に約400度で数十秒ほど加熱するだけで半導体の薄膜ができる。
このプロセスを3回繰り返して3層の薄膜を作り、電極を加えた太陽電池を作製したところ、既存品の
20%程度の発電能力を実現できた。
下田教授は「液体シリコンは簡単なプロセスで半導体を作れる。将来性は非常に高い」と話している。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
研究チームが試作した薄膜太陽電池=北陸先端科学技術大学院大提供
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
液体のシリコンからつくった薄膜(下田達也教授提供)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
下田達也教授
産経新聞n
URLリンク(sankei.jp.msn.com)