【コラム】内側から見た「サムスン(SAMSUNG)」の強さ (読売新聞 “グローバル化維新”)[11/2/03]at BIZPLUS
【コラム】内側から見た「サムスン(SAMSUNG)」の強さ (読売新聞 “グローバル化維新”)[11/2/03] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
11/02/03 17:04:43
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新興国市場を攻略しようとする日本企業の前にいつも立ちはだかるのが韓国企業だ。

1月28日、韓国のサムスン電子は2010年の売上高が過去最高を更新したと発表した。
売上高は前年比13%増の11兆5000億円、営業利益は1兆2000億円に達した。
一方、パナソニックの2010年度の売上高の見通しは8兆9000億円、営業利益は3100億円だ。
サムソン電子は世界最大の電機メーカーとしての地歩を着実に固めつつある。

グローバル戦略を立て直そうとしている日本企業のトップに限らず、誰もが知りたいと思うことがある。

「なぜ、日本企業はグローバル市場でサムソン電子に勝てないのか」

グローバル化維新の最終章として、急成長するサムソン電子を、中から長く見てきた、
東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員の吉川 良三さんにこの答えを
尋ねてみた。吉川さんは1989年から約10年間、常務としてサムソン電子のモノ作りの現場で
IT活用を指揮している。

■グローバル化は最近の流行語?
「日本の電機メーカーはどうしてダメなんですか?、あとどのくらいでつぶれるんですか?」

吉川さんのところには外資系証券会社のアナリストたちが大挙して押し寄せ、こんな質問をしていく
という。日韓を代表する大手電機メーカーに所属し、両方の成功や失敗を知る吉川さんなら答えを
持っていると考えるからだろう。

こういった証券会社は、日本の電機メーカーはダメになるという読みで動いている。
さらに言えば、日本のモノ作り自体、復活はないと考えているようだ。
しかし、吉川さんは「復活はある」と答えている。

「日本の技術は世界に冠たるものがあり、韓国勢には負けていない。ただ、デジタル化の進展で
技術の優位が競争の優位ではなくなった。これまでの物作りは通用しない」

復活のカギはやはり「グローバル化」だ。

日本企業トップとの面談や、企業での講演を通して、吉川さんが日々、痛切に感じているのが、
多くの日本企業トップがグローバル化という言葉の意味を全く理解していないことだ。

吉川さんがある企業のトップに「グローバリゼーションとは何か?」と問うと、
「海外の市場に打って出ること」とか、「海外に投資すること」といった答えが返ってきたという。

そこで「10年前に口にしていた国際化とは何が違うのか?」と問い直すと、しばしの沈黙の後、
あきれたことに「(グローバル化は)最近の流行語ですかね?」という答えが返ってきた。

吉川さんは、この会社は遠からず市場から消えていくのだろうと思ったという。

10年前と比較すると市場だけでなく、競争も調達もR&D(研究開発)も、
企業を取り巻くすべてがグローバル化している。産業構造が変化しているのだ。

しかし、日本企業の経営者層には、産業構造が変化したという認識がほとんどない。
部課長クラスに至ってはまったくない。吉川さんが部課長クラスを対象にグローバル化についての
講演をすると、今でも「目からウロコが落ちた」というコメントがたくさん寄せられる。
しかし、それでは困るのだ。

-続きます-


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