11/02/03 09:07:52
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[ロンドン/リヤド 1日 ロイター] 食料インフレによる社会不安を警戒する中東の産油国が、
食料の買い付けを急いでいる。
在庫の積み増しで価格高騰を防ぐことが狙いだが、大量のオイルマネーが食料市場に流入すれば、
広範な物価上昇をもたらす恐れもある。
食料インフレは各地で暴動や反政府デモの一因となっており、チュニジアやエジプトの混乱が
自国に飛び火することを警戒する中東湾岸諸国は、海外からの食料輸入加速に加え、海外農地への投資にも
乗り出している。
<サウジは小麦備蓄を拡大>
サウジアラビアは先週、世界的な食料インフレを懸念していると表明。
すでに3年以内に小麦備蓄を倍増する意向を示している。
中東最大の経済大国であるサウジには、大量の外国人労働者が流入、約1900万人の自国民は
高失業率に悩まされている。
キング・サウド大学のKhalid al-Rwis教授(食品・農業科学)によると、昨年のサウジの小麦輸入は
200万トン。今年の輸入は260万トンに達する可能性があり、
2015年までに年間300万トンの輸入が必要になる見通しという。
サウジは政府は、2015年までに大麦380万トン、コメ125万トン、砂糖7800万トンが
必要になるとの見通しも示している。
他の石油輸出国機構(OPEC)加盟国も食料確保を急いでいる。
アルジェリアは1月、100万トン近い小麦を買い付けたことを確認。穀物輸入を緊急に増やすよう
指示を出したことも明らかにした。
リビア国営石油のガーネム代表は、商品価格全般が値上がりしており、原油高は正当化できる
との考えを繰り返し示している。
同代表はロイターに
「食品価格の高騰分を補うには、1バレル100ドル前後の原油価格が必要だ。食品価格の上昇は、
所得が大きく減ることを意味する」と述べた。
食料インフレをめぐっては、2007─08年に世界各地で暴動が発生したことが記憶に新しい。
商品価格は両年にかけて高騰、原油価格は2008年7月に1バレル=147.27ドルの最高値を付けた。
-続きます-