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スズキが1月7日に発売した新型「ソリオ」が好調な滑り出しを見せている。
当初の計画を大幅に上回る受注台数を獲得しており、2011年1月度の車名別新車販売順位のトップ30入りが濃厚だ。
低燃費や後席両側スライドドアなどの車両性能が高く評価されていることに加え、CMキャラクターに起用したアイドルグループ
「KAT-TUN(カトゥーン)」の宣伝効果が販売増に寄与している。
新型ソリオは「登録車販売で年間10万台を目指す」(田村実専務)とするスズキの戦略車。
同クラスで唯一の両側スライドドアを武器に年間1万2000台の販売を目指している。
「初めて車を買う若い方に選んでいただきたい」(同)とする同車種は、主なターゲット層を20歳代に設定。
10~20歳代の女性に人気が高いカトゥーンを起用したテレビCMや特設サイトの開設によって新型車を訴求している。
昨年12月末にテレビCMが始まったこともあり、初売りでは「カトゥーンの写真入りカタログを求めてかなり多くの来場があった」
(同社)という。
女子中高生など購買力を持たない来場者も多かったが、各販売店で積極的にカタログを提供し、将来の顧客開拓を図った。
また、人気アイドルの起用は「ツイッター」やブログなどインターネットを介した宣伝効果も大きかった。
「ファンがネットを通じて『カトゥーンがスズキのソリオという車のCMに出ている』と広めてくれたことで、新型車の認知度が
飛躍的にあがった」(同)という。
優れた商品企画力で導入に成功した新型ソリオは、広告宣伝の費用対効果においても成功事例として語られるモデルになりそうだ。
▽ソース:日刊自動車新聞 (GAZOO.com) (2011/01/25)
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