11/01/18 17:07:02
就職内定率:大卒内定率、最低68.8% 短大45.3%--先月時点
◇就職「超氷河期」続く
今春卒業見込みの大学・短大生の就職内定率(昨年12月1日現在)が、ともにデータが残る
96年以降で最低になっていることが文部科学省の調査で分かった。大学生は68・8%(前
年同期比4・3ポイント減)、短大生が45・3%(同2・1ポイント減)。3月末の最終就職率が前
年度(大学生91・8%、短大生88・4%)を下回る恐れもあり、“超氷河期”ともいわれる状況
に歯止めがかからない実情が明らかになった。
調査は大学62校、短大20校、高専10校など計112校の6250人を対象に実施した。大学
の内訳では、国公立大が過去2番目の低さの76・7%、私立大が過去最低の66・3%。男
女別では国公立大男子が過去2番目の低さの75・4%、女子が過去6番目の低さの78・1
%、私立大は男女とも過去最低の68・4%と63・9%だった。文理別の分析でも文系、理系
とも過去最低で、68・3%と71・3%となった。高専は94・7%(前年同期比2・2ポイント減)、
専修学校54・1%(同2・6ポイント減)。
文科省によると今春卒業予定の大学・短大生の就職希望者は約43万人で、うち約13万人
の就職が内定していない推計になるという。
また、大学地域別でも関東(72・1%)、中部(61・7%)、近畿(71・0%)が過去最低。九州
(63・1%)が過去3番目、中国・四国(64・7%)が過去4番目、北海道・東北(69・9%)が
過去6番目の低さとなった。特に中部は前年同期比8ポイント減となり、トヨタ自動車の関連
企業が採用を手控えたことが影響したと考えられるという。
文科省は昨年11月以降、就職難の打開策として大学と企業との懇談会を開催しているが、
調査結果では効果は表れていない。同省学生・留学生課の担当者は「企業側は対応能力の
ある即戦力を求めているが、就職活動の早期化で学校生活での学びの機会が減り、小手先
で就職活動に臨む学生が増える悪循環が生まれている」と分析した。【篠原成行】
◇高校70・6%、前年上回る
厚生労働省も18日、11年春卒業見込みの高校生の就職内定率(11月末現在)を発表
した。内定率は70・6%で、過去最悪の下落幅を記録した前年同期(68・1%)を2・5
ポイント上回った。前々年同期は78%だった。
同省によると、就職が内定した高校生は11万9000人、求職者は16万8000人で内定率は
男子75・8%(同2・7ポイント増)、女子63・7%(同2・0ポイント増)だった。【市川明代】
毎日新聞 2011年1月18日 東京夕刊
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