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ダイヤモンド・オンライン 岸博幸のクリエイティブ国富論
【第121回】 ネットユーザーとマスメディアが肝に銘ずべきグルーポン“スカスカおせち”騒動の真の教訓 [2011年01月07日]
正月早々、ネット上ではグルーポンの“スカスカおせち”を巡って大騒ぎになりました。この問題にはいろいろな論点が存在しますが、
個人的には、ネットの闇の深さとマスメディアの無力さが浮き彫りになったように思います。
グルーポンの“スカスカおせち”問題についてはおそらく読者の皆さんもご存知と思いますので、ここではその内容は説明しません。
この問題について私がもっとも驚いたのは、問題のおせちを製造したバードカフェの社長に対するネット上でのバッシングのひどさです。
もちろん、“スカスカおせち”を平気で製造して送りつけたバードカフェに最大の問題がありますので、非難されるのはもっともです。
かつ、そうしたバッシングを行なっているのはネット・ユーザのごく一部、一握りの人でしょう。しかし、客観的な批判や建設的な
問題提起なしに、度を越した個人攻撃・人格否定ばかりがネット上で執拗に行なわれるというのはいかがでしょうか。
ちなみに、そうした執拗な個人攻撃をたしなめる発言を堀江貴文氏やレストランチェーン社長がツイッター上で行なったところ、
これに対しても激しいバッシングがあったようですので、もうこうなると学校のいじめと同じです。いじめられっ子は徹底的にいじめられ、
それを守ろうとした子もいじめられるという構図です。
そして、“スカスカおせち”ほど目立ちませんでしたが、正月にネット上で同様のバッシングがもう一つありました。
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