10/12/22 09:33:53 U1BfdGb9
>>13
1 名前:はらぺこφ ★[] 投稿日:2010/11/20(土) 19:59:19 ID:???
中国の次なる飛躍への踏み台ともなる上海万博は、10月31日、6ヵ月間に7307万人、大阪万博の
6422万人を超える万博史上最大入場者数を記録して終了した。中国政府は、万博は大成功だったと
自賛し、「改革開放政策を進める自信と決意を強固に、平和発展と開放を両立させる道を歩み、世界
各国と連携を深める」と発表した。だが中国の威信をかけて「成功」させた万博で、中国の異質さを
象徴するような事件が起きていた。10月15日深夜、新潟県長岡市が持ち込んだ山古志村の錦鯉が毒殺
処分されたのだ。
錦鯉を展示した高野国列氏が詳細を語った。氏は42歳、山古志村で60年の経験をもつ父に学び、約20
年間、錦鯉を養殖、現在、長岡市錦鯉養殖組合(以下組合)の青年部長だ。
「上海万博では生き物は展示出来ないそうですが、例外的に認められ、錦鯉を展示することになりま
した。今年5月頃、長岡市から話があって、準備に入りました。鯉は日本に持ち帰れないという条件で
したが、展示終了時点で中国の公共の施設か業者に贈ろうと、皆で決めました。経済的には大出費です
が、山古志と日本を代表するのですから、立派な美しい鯉を5匹選びました」
いまは長岡市と合併した山古志村は、山古志牛の産地であると共に錦鯉発祥の地としても知られてい
る。6年前の中越大地震のとき、底が割れて水が技けた池で多くの錦鯉が死んだ。人々はわが子を死な
せてしまったように悲しみ、残された鯉を大切に育て、錦鯉養殖の伝統を守った。
その大切な鯉を中国に搬入したのが10月12日だった。日本側代表団は、組合の5名と『月刊錦鯉』の
記者1名の6名だった。リーダーは野上養鯉場の野上久人氏である。一行は12日深夜に作業を開始、翌
朝5時すぎには日本館催事場に水槽を完成させ、鯉を放ち、午後3時の開会式典後、一般公開した。野
上氏が語る。