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ノートPC:歴史振り返る 発売25周年記念展--東芝科学館 /神奈川
川崎市幸区の東芝科学館で18日、「東芝ノートPC25周年記念展」が始まった。東芝が世界初のノートパソコンを発売したのは
85年。以降、CPU(中央演算処理装置)の能力は1万倍超、メモリーは8192倍などとノートPCは飛躍的に向上した。同展は1号機
の「T1100」から最新機種までノートPCの歴史を振り返る。
式典で佐々木則夫社長は「昨今、子供の理科離れが言われる。こうした展示に関心を持ってもらい、科学技術の振興の一助に
なれば」とあいさつした。
この後、ノートPC事業にかかわってきた西田厚聰(あつとし)会長が約300人を前に講演。米IBMがデスクトップPCで市場に
君臨した当時、東芝が撤退した米国市場への再参入を模索する中で「液晶を使った持ち運べるPC」として開発に取り組んだ経緯を紹介した。
西田会長は「当時、コンピューターメーカーとしての認知度は世界でゼロだった」と述べ、「情熱だけでは新事業は創造できない。
目標を必ず達成するという強い意志なしに成功はない」と訴えた。当時は企業向け販売が主力で自ら欧州の大企業を回った経験談
なども織り込み、会場を盛り上げた。
来年1月29日まで。
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