10/12/17 08:43:50
ソースは
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米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが16年前、テーマパーク「ウォルト・ディズニー・
ワールド・リゾート」(米フロリダ州)の近くに建設した住民約1万人の“夢の街”が崩壊の危機に
瀕(ひん)している。
■落ち葉、雪…別世界
テーマパーク並みの特殊効果と厳しい景観管理によって別世界を演出してきたが、この街にも全米を覆う
住宅差し押さえの波が押し寄せ、住民は厳しい現実に直面することになった。
ディズニーが夢の街「セレブレーション」の建設に着手したのは1994年。
第二次世界大戦前後に実在した小規模な街を理想郷に仕立てた。
ごみ一つ落ちていない道路の横には白いフェンスで囲われた家々が建ち並び、屋根付きの玄関は
夕食を終えた隣人に腰を下ろすよう誘いかけている。
毎年、季節に合わせた特殊効果が街を彩り、この街がディズニーの伝統を受け継いでいることを
うかがわせる。
例えば、10月には、街灯から色鮮やかな落葉のような紙吹雪が吹き出る。
12月には、地元の人々が「スノープ」と呼ぶ泡でできた雪が、まるで本物の雪のように降り注ぐ。
この雪が本物と違うのは、時間に合わせて一晩に4度降り、雪かきしなくても消えてなくなるところだ。
■立て続けに自殺・殺人
しかし、この街にも厳しい米国経済の現実が顔をのぞかせるようになった。理想郷に住むために
割増料金を支払った住宅所有者がローンの返済を滞らせているのだ。
今月上旬には、差し押さえられた住宅に昨年から住み続けていた住民1人が14時間に及ぶ立てこもりの末に
銃で自殺した。
その数日前には隣人をおので殺害したとして男性1人が逮捕されているが、これがこの街で初めて起きた
殺人事件だった。
セレブレーションに住んで10年になるアンジェラ・セッソムズさんは「立て続けに起きた事件で
住民がショックを受けている」と話す。セッソムズさんによると、一連の事件の前は、自転車泥棒が
この街で最大の犯罪と考えられていた。
住宅ローン関連の調査会社、リーガルプライスのマイケル・オレニック最高経営責任者(CEO)は、
ディズニー映画「ピーターパン」に登場した妖精を引き合いに出し、「多くの人はティンカー・ベルが
魔法の粉を振りかけた街だと思いながら、この街の住宅を購入した。しかし、現実は厳しい」と語る。
-続きます-