10/12/15 10:32:53
史上最速で成長しているGrouponグループの中でも、フルスピードが目立つグルーポン・ジャパン。
野田臣吾COOがGrouponの生い立ちから、ジャパン社の足元の加速度に至るまでを語った。
2週間に1度、ベルギーからGroupon InternationalのCEOが来日し、その都度業績目標の上方修正を迫られる。
また拡大に拡大を重ねる事業を支えるべく毎週50~60人が入社し、毎週新入社員研修を繰り返すなど、
常識では推し量るのが難しいスピード成長の内情が明らかになった。
■約5カ月で累計割引総額30億円超
Grouponを成長させる“肝”とも言える戦略がある。国・都市別の対抗戦だ。
2週に1度来日するGroupon InternationalのCEOは国別でトップのフランスを例に「お前たちは寝ているのか。
市場規模で考えればフランスと東京とが同じくらいのはず。もっと頑張れ」と激を飛ばして帰国する。
「必死になって(目標を)達成したのに……」(野田氏)と、一層高まった目標にまい進することになる。
その結果、7月からの累計割引総額は30億円を超え、同業他社を圧倒しているという。
また、月間のクーポン購入サイト閲覧者は50万人を超えた。
急成長する事業を支えるべく、毎週月曜になると50~60人が入社する。
教育担当のセクションは“工場”にこもりっきりで毎週新人研修を行う。終わったかと思うとまた同数が入社。
社員は、はや600人を超えた。人事の採用担当は月間1000人くらいの入社希望者を面接している。
■世界展開は30カ国目前
Grouponは北米の米国、カナダから始まり現在27カ国。30カ国を超えるのも目前だ。
各地に設立されているクローンサイトの運営会社を買収する形で広がっている。日本では2010年6月に
設立されたクーポッドを買収した。グルーポン・ジャパンはGroupon Internationalの傘下になっている。
■「Groupon 2.0」は日本でも早期導入目指す
「Grouponの特徴はいい意味でのマイクロマネジメント」(野田氏)。
徹底してオペレーションをきめ細かくケアしていくのが信条だ。海外のGrouponと人材交流をしており、
急拡大の中でも妥協を許さない環境を作っている。「『だいたいこの程度でいいかな』と思ってやると
怒られてしまう」(野田氏)。今できることは今やり、きちんと対応していくという。
米国のGrouponで始まった「Groupon 2.0」のGrouponストアでは各店舗が独自にクーポンを発行できる
ページを設けており、お店と顧客がクーポン販売後も対話できる環境を整えている。
徹底した顧客主義を貫くグルーポン・ジャパンとしても重要なツールとして期待しており、
「日本でも早く同様サービスを導入していく」(野田氏)考えだ。
割引クーポンの販売期間はすぐ終わるが、クーポンの有効期限は6カ月、購入者や利用できるお店との関係は
販売期間終了後も続く。有効期限までの間に得られるお店の評判などを踏まえ、「高評価のお店では
2度目や3度目のクーポン販売を考えていく」(野田氏)という。
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