10/12/08 10:22:55
積水ハウスは、住宅用鉄骨の中核工場である静岡工場でロボット化による自動生産ラインを
稼働させた。127台のロボットを導入し、自動化率を従来の60%から95%に高めた。
24時間フル生産体制で、1棟分ごとの鉄骨の軸組み(骨格)を一括生産し、ムダな在庫と
コスト削減を図る。こうした大規模な自動生産ラインは業界初という。
軸組みは、住宅の構造に合わせて厚みや太さが異なり計5万4千パターンある。静岡工場に
は、ロボットが出荷情報などと連動して多様なパターンを自動生産できるラインを整えた。
投資額は27億円で、生産能力は月に650棟。注文に合わせ、ピッキングや溶接など各
工程ごとのロボットの流れ作業で、1棟に必要な60~80枚の軸組みを2日間で一括生産。
完成後は宮城、茨城、山口の各工場に配送し、最終的な組み立てをする。
これまで軸組みは全国4工場で、計約20人(うち静岡工場は10人)の従業員が携わって
生産していた。今後は自動化した静岡だけで生産し、人手も5人に減った。阿部俊則社長は
「新製造ラインによる効率化で、5~6年後には利益が倍増するはず」と話す。
ソース:asahi.com
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住宅を支える鉄骨の軸組み(写真中央の枠)をロボットで一括生産する体制を整えた積水ハウ
スの静岡工場
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1棟の鉄骨住宅に60~80枚必要とされる軸組みの溶接も、1枚1枚ロボットで行う
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