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12月7日(ブルームバーグ):大同特殊鋼の100%子会社でネオジム磁石世界4位の
ダイドー電子(岐阜県中津川市)は中国でのネオジム磁石の生産能力を現在の約3倍に
引き上げる計画だ。
早ければ2012年をめどに1000トン体制を実現し、世界シェアの拡大を図る。
ダイドー電子のネオジム磁石の全生産能力は現在1000トン程度。
国別では、中国が300トンで、残りの700トンを日本とタイが占める。
同社の上原隆常務は6日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、
中国では「蘇州工場(江蘇省)と深セン工場(広東省)にそれぞれ新しい工場を
増設し、2-3年後に約1000トンへ引き上げる」と述べた。
国内やタイでも4割増の1000トンにする計画で、達成すれば中国での生産は全体の
5割を占めることになる。
ネオジム磁石は自動車用パワーステアリング(EPS)用モーターやパソコン、
携帯電話の小型モーター用などに使用されており、経済成長が大きい中国での需要が
大きいという。
中国はネオジムなど世界のレアアース(希土類)の90%程度を産出しており、原料を
「長期で安定供給できる」利点があるとも上原氏は指摘する。
上原氏によると、ダイドー電子は、トヨタや日産、フォード、BMWなどの
自動車メーカーに提供している。ネオジム磁石の売上高は日立金属、信越化学工業、
TDKに次ぐ4位。国内メーカーの中では10-15%程度を占める。
大同特殊鋼の7日午前の株価終値は前日比0.4%高の464円。
過去1年では43と%上昇している。
ソースは
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
■大同特殊鋼 URLリンク(www.daido.co.jp)
ダイドー電子 URLリンク(www.daido-electronics.co.jp)
株価 URLリンク(company.nikkei.co.jp)