10/12/05 21:44:25
千葉県の習志野市JR津田沼駅南口土地区画整理組合(三代川利男理事長)は、JR津田沼
駅南口の約35ヘクタールに整備を計画している新市街の名称を「奏の杜(かなでのもり)」
に決めたと発表した。平成23年1月から住宅建設が本格化し、26年度中には人口7千人
のニュータウンが誕生する。
場所はJR津田沼駅南口西側の同市谷津1、5、6、7丁目にまたがる地域で、広さは東京
ドーム約7・5個分。長年、畑作農地として利用され、習志野市特産のニンジンなどの農地と
して保全されてきた一角だが、農家減少から空き地が広がり、宅地への転換が急がれていた。
開発は区画整理事業で行われ、総事業費は約150億円。19年に市街化区域の用途変更に
続いて、区画整理組合が設立された。地権者は約250人。今後も農業を続ける地権者のため
に、地区内には集合農地約0・8ヘクタールが確保されている。
来年から建設が始まるのは中央部約1・9ヘクタールの中高層住宅地区。最高24階建て
4棟、計721戸のマンションが建てられる予定。南部分の低層住宅地区でも、一戸建て住宅
建設が始まる。人口定住が見込める24年度中に「まちびらき」を行うとしている。
「奏の杜」の特徴は、緑豊かな環境と安全安心を重視している点。全域で電柱・電線の地中
化を進め、道路に接した宅地には幅50センチ以上の緑地帯を義務付けるという。また各所
に防犯カメラを設置して住民パトロールを活発にさせる。すでに警察庁から防犯まちづくり
の「重点地区」指定を受けているという。
JR津田沼駅から300メートル~1キロ、京成谷津駅からも近いこの地区は、これまで
にも開発構想が浮上していた。昭和50年代には、プロ野球の試合が開催できる野球場建設計
画も持ち上がったが、地元の反対で実現しなかった。三代川理事長は「ここまで来るには長い
時間がかかった。習志野の表玄関に育てたい」と話している。
ソース:MSN産経ニュース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
来年1月からマンションの建設が本格化するJR津田沼駅南口の区画整地区=習志野市(江田隆一撮影)
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