10/12/03 11:44:12
12月2日(ブルームバーグ):8835億ドル(約74兆円)に上る米国債を保有する
中国の政策当局者は、米国がドルの価値を下げていると懸念している-。
米ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授(経済学)やオロ・キャピタル・
アドバイザーズのジェームズ・リッカーズ氏はこのように指摘した。
オロ・キャピタルの最高財務・管理責任者を務めるリッカーズ氏は、
世界は通貨安競争の初期段階にあると述べた。
同氏やロゴフ教授、マクロエコノミック・アドバイザーズの共同創設者ローレンス・
マイヤー氏は2日、ニューヨークで開かれたブルームバーグ主催の
ヘッジファンド関連会議で相次いで発言した。
元米連邦準備制度理事会(FRB)理事であるマイヤー氏は、
FRBの「古き良き時代の金融政策」はドルの価値を下げることを意図するもの
ではないと説明。同氏は「米国は競って通貨を切り下げているのではない」と
強調した。
リッカーズ氏は「中国は世界経済の怪物だとの見方は真実ではなく、彼らは非常に
おびえている」と言明。
「中国は、米国を信用するという非常に大きなミスを犯した」と述べた。
FRBは11月に量的緩和の第2弾を発表。
こうした金融政策が不安定な状況を招いてインフレを加速させるとして、
中国の温家宝首相をはじめ各国首脳から批判を浴びている。
ソースは
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)