10/12/02 16:01:59
国土交通省は2日、2011年4月から導入する高速道路の新しい料金案について、
時間帯と曜日にかかわらず、「普通車上限2000円」の上限料金とする方針を固めた。
廃止予定だった現行の時間帯別割引なども当面続ける。
現在行われている土日祝日の「上限1000円」は11年3月に、財源がなくなって
終了するため、新たな割引の仕組みが必要と判断した。
今後、与党内で最終調整に入るが、割引の拡大を求める声が出る可能性もある。
「上限2000円」の料金体系は、前原・前国土交通相が、複雑な制度をわかりやすく
するため、今年4月に示していた。
軽自動車は1000円、トラックは5000円を上限とし、これまでの料金割引の
財源の一部を、東京外環道(関越道―東名道)の整備などに振り向ける内容だった。
しかし、1回の走行距離が短い多くのドライバーにとって実質値上がりになること
などから与党内の反発が強まり、料金見直しの関連法案の審議が棚上げになっていた。
この法案が3日に閉会する国会で廃案になる見通しとなり、整備に使うはずだった
財源を、料金見直しに充てられるようになった。このため、現行の時間帯別割引などを
継続したうえで、「上限2000円」の仕組みを導入することにした。
首都高速と阪神高速は、4月の案通り、普通車で一律700円(東京線、阪神東線)
などとしている定額料金制をやめ、走行距離に応じて500~900円(普通車)を
課金する方式に改める。
今回の料金案に必要な財源は、2018年3月までの料金割引のため、国費ですでに
手当てしている分を前倒しして使う考えだ。料金見直しは高速道路会社が申請し、
国が認可する仕組みになっているため、国会審議は必要がない。
◆大口割引なども継続
平日深夜(午前0~4時)や、平日午前6~9時と午後5~8時の通勤時間の5割引き
といった時間帯別割引の一部、トラック業者の利用が多い大口・多頻度割引などは原則、
当面継続する方針だ。
ソースは
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“新しい高速道路の料金案”というグラフは
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