10/12/02 08:51:10
カップめんやスナック菓子、ブラジャーといった身近な品物の、アジアにおける販売競争に
日本メーカーは出遅れている。
こんな傾向が、日本貿易振興機構(ジェトロ)が1日に発表した小売店・メーカーへの初の
聞き取り調査で明らかになった。
調査は9~11月に実施した。
アジアの主要7都市(北京、バンコク、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、ニューデリー、ベトナム・ホーチミン)で、小売店や現地に進出したメーカーに、主な売れ筋商品名を
聞いた。
カップめんで名前があがった日系ブランドは、ホーチミンの「エースコック」のみ。
ほかの都市では、スイスの「マギー」や現地ブランドが強かった。
スナック菓子では、日系ブランドの名前はあがらず、米国系の「レイズ」や現地ブランドが
席巻していた。
身近な衣料品の代表格として調べたブラジャーでは、クアラルンプールとバンコクの百貨店で日系の「ワコール」が売れていた。しかし、ほかの都市ではドイツ系の「トリンプ」や現地ブランドか、ブランド不明の廉価品が浸透していた。
ジェトロの調査員によると、都市ごとに消費者の好みや求めるものは大きく異なる。
たとえばカップめんは、ホーチミンでは酸っぱい味、ニューデリーでは辛みがきいた味が好まれる。
また、日系ブランドは、ホーチミンの「エースコック」など一部を除いて、価格がやや高めの傾向が
あったという。
ジェトロの担当者は
「日系メーカーがアジアの中流層に浸透するには、より現地の好みにあった製品を開発する必要がある」
と指摘している。
ソースは
URLリンク(www.asahi.com)
■日本貿易振興機構 URLリンク(www.jetro.go.jp)
2010年12月1日[記者発表] 「アジア売れ筋商品調査」の結果概要
URLリンク(www.jetro.go.jp)
「アジア売れ筋商品調査」報告書 (PDF 2 MB)
URLリンク(www.jetro.go.jp)