10/11/24 11:29:33
大手商社「双日」は、オーストラリア企業から日本の年間需要の30%近くに上るレアアース
の権益を獲得することで基本合意に達しました。政府も資金支援を行う方針で、主要な生産国
、中国の輸出規制などによってレアアースの供給不足が懸念されるなか、今後、有望な調達先
として期待されそうです。
関係者によりますと、大手商社「双日」は、オーストラリア西部の鉱山開発を進めている現地
企業「ライナス」から生産されるレアアースの権益を200数十億円で取得することで基本
合意に達しました。オーストラリアの現地企業は、来年後半からレアアースの生産を開始する
計画ですが、今回の権益獲得で、日本国内で1年間に必要とされるレアアースの30%近くに
当たるおよそ8500トンを10年間にわたって調達できるようになるということです。双日
はこうした内容を24日にも発表することにしています。またこの権益の獲得にあたって、
日本政府は双日に対してJOGMEC=石油天然ガス・金属鉱物資源機構を通じて、必要な
資金の半分以上を支援する方針です。日本はレアアースのほとんどを中国に依存していますが
、ことし9月に尖閣諸島沖の衝突事件が起きてからは中国から輸出が滞る状態が続き、産業界
の懸念が強まっていました。こうしたなか、日本は官民をあげて新たな調達先の確保を急いで
いましたが、今回の権益獲得は、その初めての大きな成果となります。
ソース:NHKニュース
URLリンク(www.nhk.or.jp)
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