10/11/21 09:39:38
日本の企業が、本格的に中国で大学新卒者の確保に動き出した。
年630万人という世界最大の市場に狙いを定め、日本本社の幹部要員として採用する。
中国では、優秀な人材は待遇のいい欧米企業に流れていた。
日本企業は、高給の「本社採用」を武器に、中途の即戦力も併せて呼び寄せる考えだ。
「金鉱を掘り当てた気分。正直、ショックです」
中国上海で、人材大手のリクルートが中国の有名大新卒者向けに初めて開いた集団面接会。
米コンサルティング大手、ボストンコンサルティンググループ(BCG)の内田有希昌パートナーは
2日間の面接を終え、こう感想を漏らした。
いい学生が2~3人いればと半信半疑で参加したが大当たり。
「すでに上海と北京で6人に内定を出し、さらに数人採用するかもしれない」
同社は近年、東大や慶応大などの有名校を中心に日本で年十数人を採用してきた。
だが、「安定志向の草食系が多く、戦闘意識の強い野武士タイプが減っていた」と内田氏。
それで中国に来てみたら、「負けず嫌いで、競争意識の強い、我々の大好きなタイプがうじゃうじゃいた」
同社は、面接時の日本語能力は不問。面接に来た学生の大半は一度も海外へ行ったこともないのに英語を滑らかに話す。
日本語など、素地があるから内定後に学ばせれば十分という考え方だ。
中国の学生は転職意識が高いのがリスクという人もいるが、内田氏は「日本でも2~3年で辞める草食系エリートは多い。
定着するかは会社次第だ」と意に介さない。
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