【資源】レアアースに極小救世主? 微生物で濃縮、広大など発見[10/11/18]at BIZPLUS
【資源】レアアースに極小救世主? 微生物で濃縮、広大など発見[10/11/18] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
10/11/18 11:14:06
ハイテク製品や光ファイバーなどに欠かせないレアアース(希土類)が大腸菌など
身近な微生物の細胞の表面で濃縮されることを、広島大などのチームが見つけ、
17日に発表した。
中国からの輸入に頼るレアアースを回収、精製する技術として期待される。
成果は米科学誌に掲載された。

広島大の高橋嘉夫教授(環境化学)らは大腸菌や桿(かん)菌など6種類の微生物を、
レアアースが溶けた液に入れた。すると、微生物の細胞の表面にレアアースが集まり、
濃縮されることがわかった。

15種類のレアアースで実験し、いずれも溶液そのものの濃度より1万倍以上も
濃縮されることを確かめた。
特にツリウム、イッテルビウム、ルテチウムでは濃縮率が10万倍を超えた。
金属イオンの回収に広く使われる「陽イオン交換樹脂」より濃縮の効率は
10~100倍も良いという。

濃縮される仕組みを調べるため、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)で
微生物にX線を当てて細部を観察したら、細胞表面の細胞壁にある「リン酸基」に
レアアースが結びついていた。

レアアースが結合した微生物を酸にさらせば、レアアースが酸に溶けて回収できる。また、濃縮率の違いを利用すれば、複数の種類のレアアースが混在した溶液から、狙った種類だけを分離・精製するのにも使えるという。

 ただ、微生物は生き物なので、繰り返し使えないのが弱点。
「レアアースがくっつく部分を人工的につくれれば実用化に近づく」と高橋さん。

ツリウムは光ファイバー、イッテルビウムはガラス着色剤やレーザー、
ルテチウムは放射線源(ベータ線源)などに使われる。
レアアースは中国が世界の生産の97%を占めている。

ソースは
URLリンク(www.asahi.com)
“レアアースの回収”という図は
URLリンク(www.asahicom.jp)



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