10/11/16 14:50:55
中国がレアアース(希土類)の輸出を制限するなか、エストニアの小さな企業が
特需に沸いている。
エストニアの港町シラマエにある従業員500人の企業シルメット・レア・メタルズは、
この10年間、中国がほぼ独占しているレアアース市場になかなか食い込めずにいた。
だが最近、中国と日米などの間でレアアースをめぐる貿易紛争が生じ、世界の製造業が
調達先に懸念を募らせるようになったことから、同社をめぐる環境は突如好転した。
同社の設備は元々、第二次大戦中にソ連のウラン濃縮工場として使われ、その後70年代に
レアアースの製造工場に転換された。
現在はロシアの鉱山から原料を仕入れ、自動車やガラス、電子機器に使われるレアアースを
加工している。
エストニアに12年間暮らす米国人CEOのデイビッド・オブロック氏は、
同社のレアアース生産量は年間3000トンで、中国の13万~14万トンに比べると
ごくわずかだと語る。十分な量の原料を確保できないため新規受注には対応できず、
顧客ベースは長年付き合いのある欧米や日本の企業約15社に絞っているという。
それでも同社は、市場価格の高騰の恩恵を受けている。
オブロック氏によると、最も価格の安いガラス産業向けのセリウムの昨年のキロ当たり
価格は3.5ドルだったが、現在は40ドルに達している。
顧客も政治情勢と市場内で機能する力を理解しているので取引は成立する。
同社は決算情報を開示していないが、オブロック氏によるとこれまで黒字で終えたことは
ないという。
ソースは
URLリンク(www.cnn.co.jp)