10/11/09 11:21:06
日米両政府が、ハイブリッド車やハイテク製品などに使われるレアアース(希土類)の
安定確保などで連携するため、資源エネルギー問題に関するハイレベル協議を設置することが
9日、分かった。
日米が協力し、世界の生産量の9割を握る中国への過度の依存からの脱却を目指す。
APEC首脳会議に合わせ、13日に横浜で開く日米首脳会談の際に最終合意する。
協議には、日本側は外務、経済産業、米側は国務、エネルギーの各省からそれぞれ次官級が
参加する方向だ。
レアアースをめぐっては、9月の尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件後に、対日輸出が事実上停止され、
10月には欧米向けの輸出も一時停止されたと報道された。中国側は、「国内の資源保護が目的」とし、
制裁や外交カードとしての輸出停止を一貫して否定している。
一方で、中国は来年の輸出枠をさらに削減する方針を打ち出している。
レアアースは、ハイテクの民製機器のほか、ミサイル誘導システムなどの兵器にも使用されており、
米国は安全保障の観点からも、「中国一国への依存は危険」と懸念していた。
ハイレベル協議では、調達先の多様化に向けた資源開発のほか、中国の輸出規制などについて
意見交換し、日米連携を強化する方針だ。
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