10/11/04 10:06:23
ソースは
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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10月21日、中国国家統計局は2010年7~9月期の国内総生産(GDP)が9.6%増加した、
と発表した。それは、4~6月期の成長率より0.7ポイント下回った数字である。
今年に入ってからの成長率の推移を見てみると、第1四半期(1~3月)は11.9%の高い数値を
記録したが、第2四半期(4~6月)になるとそれが10.3%に減速し、第3四半期の7~9月期には
さらに鈍化して9.6%に下がった。
成長の減速と同時進行的に起きているのはインフレの亢進(こうしん)である。
去年の11月に0.6%だった消費者物価指数(CPI)は今年に入ってから上昇する一方だ。
5月にはそれが3.1%に上がり、中国政府が「インフレ警戒線」として設定している
「消費者物価指数3%」のラインを突破してしまい、9月にはCPIはさらに上がって3.6%と
なった。インフレの傾向は強まってきている。
中国人民銀行の周小川行長(日銀総裁に相当)は10月22日、経済関係のフォーラムの席で
この問題に言及し、「中国ではインフレのリスクが高まっており、われわれは厳しい試練に直面している」
との重大発言を行った。中国政府が抱く危機感の表れであろう。
今年に入ってからの中国経済は、成長率の継続的下落と同時進行的にインフレ率が上昇しつつある、
という現象が起きている。
「成長率が低下しながらのインフレ」は、経済学的に「スタグフレーション」と呼ぶが、
どこの国の経済にとっても、それは大変深刻な事態である。成長率の低下は当然収入水準の下落や
失業の拡大を意味するから、収入が減って失業が拡大している中で「インフレ=物価の上昇」となれば、
一般庶民の生活が大いにおびやかされる。
特に中国の場合、ギリギリの線で生活している2億人の失業者や、分厚い貧困層が存在している
状況下での本格的なインフレの到来=物価の大幅上昇は、社会的大混乱の発生を招きかねない。
インフレの亢進を食い止めるために、中国政府は現在の金融緩和から金融の引き締め策に転じざるを
得ないが、彼らはいまだに、政策の転換を断行する決心がついていない。その理由はどこにあるのか。
-続きます-