10/11/03 16:16:04 r8I4mw91
よく文化面では若者の行動様式・嗜好が「フラット化」したと言われる。
昔は小説や絵画やクラシック音楽等は権威と伝統ある「メインカルチャー」で
漫画やテレビやポップミューシックは社会の下層民が嗜む「サブカルチャー」という厳然たる位置づけが存在した。
でも世界的に今の若者はそういう区別をしなくなってきている。
マンガもアニメもゲームも小説もクラシック音楽も絵画も地位隔てなく全て公平に扱う。
「面白ければよい」といった感じで。クリエイターの側ですらそういう意識。
だから相対的にメインカルチャーの地位が消失し、それらが社会的文化的に与える影響は薄れ或いは消滅した。
(例えば小説、特に純文学で使われた・作られた言葉が流行語になることはもはやなくなった)
ブームが起きにくい或いは、何かヒット商品が生まれても
ブームと見なされにくい理由には文化のメインストリームの消失・フラット化が背景に存在する。