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総務省は27日、2011年7月の地上デジタル放送への完全移行時に、
アンテナ工事などが間に合わない世帯が、BS(放送衛星)放送経由で
地デジ番組を視聴できるようにする緊急対策を講じる方針を固めた。
BSアンテナとBSチューナーが接続されているのが前提となるため、
BSアンテナなどを持っていない世帯に対しては別途、対応を検討する。
BS放送経由で視聴できる地デジ番組は、NHKと在京民放キー局のすべてとする。
総務省は、デジタル化で電波が届かなくなる山間部など地デジを視聴できない世帯に
対し、BS放送経由での視聴を15年3月まで可能とする移行措置を決めている。
アンテナ工事が間に合わない世帯についても、同様の対応とする方針だ。総務省は、
地デジ工事が間に合わない世帯が申請した場合に限り、BS放送経由で視聴できる
地デジ番組にかけている暗号を解除し、アンテナ設置までの「時間稼ぎ」をする方向だ。
すでに地デジが見られる世帯は今年3月現在で84%にとどまり、800万世帯以上が
地デジ対応を終えていない計算になる。アナログ放送が停止する来年7月直前になると、
工事が殺到する恐れもある。
このほか、経済的な理由から地デジが受信できない世帯へのチューナー支援制度の
対象も広げる。
現在は生活保護を受けているなど、NHKの受信料が全額免除になる世帯(最大280万
世帯)が対象だが、市町村民税が課せられていない地デジ未対応の世帯(最大156万
世帯と想定)も対象に加える予定だ。
●図解
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