10/10/26 12:52:24
米国での和食レストラン増加などを受け、国内有数の生産地・灘五郷をひかえる
神戸港で、日本酒の輸出が伸びている。神戸税関によると、今年は、数量・金額
ともに過去最高だった2008年を上回るペースで増加。輸出向けは熱かん用の
18リットル入り容器タイプが多いが、最近は冷や酒を飲む習慣も広がっているため
瓶入りの需要も高まっているという。
日本酒輸出は神戸港、全国ともに02年から増加傾向で、昨年のリーマン・ショックの
影響も微減で済んだ。今年1~8月の輸出量は3727キロリットル(前年同期比
22・8%増)、金額は16億9400万円(27・4%増)。08年の同期を上回る。
輸出量は09年(全国シェア42%)まで12年連続で国内でトップ。金額ベースでは
08年(同29・2%)から2位で、商社経由で単価が高い製品が多い東京港に次ぐ。
今年も同傾向で推移している。
今年1~8月の神戸港の輸出相手国は、米国が首位で数量の約3割、金額の約4割を
占める。数量は前年同期比30%増、金額は同35%増だった。和食ブームが定着して、
最近は300ミリリットル入り小瓶タイプなどの需要も高まっているという。また、
香港や韓国向けなども増加している。
ただし、酒造メーカーにとって海外への輸出額は売上げ全体の数%。ある大手からは
「ここまでの円高がなければ、もっと伸びたのではないか」との声も聞かれる。
●段ボール箱に入っているのは熱かん用の日本酒容器。
最近は小瓶の需要も高まっている
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
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