10/10/26 11:15:05
日産自動車は26日、高級セダン「フーガ」のハイブリッド車(HV)「フーガハイブリッド」を
11月2日から発売すると発表した。
日産はHVではトヨタ自動車やホンダに出遅れていたが、巻き返しを図る。HVをめぐって、
国内大手3社の三つどもえの競争が激しくなりそうだ。
フーガHVは、1モーター2クラッチ方式という日産独自の機構を搭載。
走行状態によってエンジンとモーターがそれぞれ単独、もしくは両方が作動して効率の良い走りを
実現するという。
リチウムイオンバッテリーを採用し、燃費は小型車並みのガソリン1リットルあたり19キロを達成した。
価格は577万5000~630万円。自動車取得税・重量税が免税される。
法人向けの販売も多いとみられ、トヨタ自動車のクラウンHVなどと競合しそうだ。
この日の発表会で日産の志賀俊之・最高執行責任者(COO)は「日産は市場にあった最適な技術を
搭載していく。燃費性能と走りの性能を両立する日産独自のシステムだ」と述べ、自信を見せた。
日産にとって、HVはリベンジの意味合いもある。2000年に5人乗りワゴン車
「ティーノHV」を国内向けに販売したが、経営危機に陥り、カルロス・ゴーン社長のもとで、
事業の“選択と集中”が行われ、「HVの開発は後回しになってしまった」(日産関係者)。
結果的にトヨタとホンダの後塵を拝すことになり、日産は07年から、トヨタに
ハイブリッドシステムの供与を受けて北米向けセダン「アルティマ」のHVを販売している。そ
れだけに今回開発した独自のハイブリッドシステムは「技術の日産」(志賀COO)としての
思い入れが強い。
その一方、日産は今年12月、エコカーの本命と位置付ける電気自動車(EV)「リーフ」を
発売する。今後はEVに加え、HVやクリーンディーゼル車などを市場や車種に合わせて展開する
“全方位戦略”を進める構えだ。
世界的な環境規制の強化や低燃費志向の高まりからHV市場は拡大の一途をたどっている。
とりわけ、トヨタ自動車の独走が続き、1997年に世界初の量産HVとして発売した「プリウス」は
米国でも支持され、累計販売台数が全世界で200万台を突破。国内の車名別新車販売でも首位を
維持している。今後、ワゴンタイプなど車種も拡充する構えだ。
HV「インサイト」ではプリウスに及ばなかったホンダも今月、小型車「フィット」のHVを売り出した。
159万円という低価格化に踏み切り、トヨタの牙城の切り崩しを狙うなどHV三国志は過熱するばかりだ。
ソースは
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
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■日産自動車 URLリンク(www.nissan.co.jp)
10/10/26新型フーガ ハイブリッド誕生!
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