10/10/25 21:03:26
ソフトバンクの孫正義社長は25日、2015年までに国内全世帯で光回線などの
超高速ブロードバンドを利用可能にする政府の「光の道」構想について都内で記者
会見した。焦点である、NTT東西が保有する光アクセス網の分離の是非では、
NTTから完全に切り離す「完全分社化」を改めて主張。新設するとした光アクセス網
の敷設・運営会社は、政府やソフトバンクなどの通信会社による共同出資とすべきだ
との考えを示した。
同日、総務省を訪れ、片山善博総務相らに説明した。孫社長は、光アクセス網会社が
できればソフトバンクも出資するとした上で「(政府などが出資しなければ)ソフト
バンク1社でもやる覚悟がある」と語った。
ソフトバンクは従来、完全分社化して光アクセス網会社を設ければ、光回線は現行の
電話線と同価格で提供でき、光アクセス網会社は黒字で経営可能としてきた。これに
対しNTTは9月、ソフトバンクの試算には費用が過少計上されており、赤字化が
必至と反論していた。
これを受け孫社長は、一部の費用計上を見直したものの、大筋の主張は変更しなかった。
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