【商習慣】これが大企業による中小企業いじめの実態だ--製品をつくらせて「発注した覚えがない」と言う理不尽 [10/21]at BIZPLUS
【商習慣】これが大企業による中小企業いじめの実態だ--製品をつくらせて「発注した覚えがない」と言う理不尽 [10/21] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
10/10/21 18:25:26
最近、新興国、特に中国・韓国に追い上げられ追い越されている部門が増えてきた
とはいえ、日本の機械工業の力はまだまだ強い。

日本の機械工業がこのように卓越した力を持続し続けている大きな原因の1つが、
強力、多様、多才な中小企業群にあることは周知の通りだ。

日本では、中小企業に「欺かれる」心配をする必要がほとんどない。これは世界的には
大変珍らしい。

中国でも欧米でも、ビジネスは戦いだ。欺き、欺かれるのが当然だ。その点、日本では
中小企業が発注主に欺かれることは時々あるが、中小企業が大企業を欺くことはほとん
どない。だから、口約束でも仕事は進んでゆく。

阿吽の呼吸で仕事が進んでゆくから、他国に比べて仕事は速い。現実の取引が口約束
ベースで円滑かつ柔軟に履行されることによって、様々なコストが削減されている。
日本独特の商習慣であるとも言えよう。

■「さあ納品」という時に「発注した覚えがない」!?

しかし、そのような日本的商習慣を悪用する大企業がまれにいる。

私の友達の会社は、優秀な中小企業メーカー(以下「K社」)なのだが、数年前、
ある商社を通じてゲーム機の引き合いが来た(関係者に迷惑がかかる場合があるので、
業種・仕事の内容などを少し変えてある)。

とりあえず120台。うまくいけば、後々数万台の発注があるはずだという。納入先は
米国ラスベガス。こんないい話は滅多にない。

試作してほしいというので試作した。性能的にも、価格的にも満足するものができて、
発注側も大満足。そこである日、元請けになっているA社(年商数千億円)と、有名
商社のB社(年商数兆円)の重役が揃って来訪。「ひとつよろしく頼みますよ」という
わけだ。

新しい有望分野だから、K社は喜んで作り始めた。ところが、製品がほとんど全部出来
上がって「さあ納品」という時に、A社とB社がそろって「そもそも発注した覚えがない」
と言い始めた。どうも、最終納入先企業の経営がおかしくなったらしい。

だからといって、しらばっくれるやり方はないだろう。ただし、ちょっとK社が弱い
のは、契約書がないのだ。台数や、価格、性能について打ち合わせたメモや手紙、
ファクスの類はたくさんあるのだが、「正式な契約書」があるかと言えば、ないのだ。

中小企業であるK社にとってみれば、音に聞こえた有名なA社やB社の重役が揃って
来社して依頼しているわけだから、「正式な契約書を・・・」とは言えなかった。
「俺が信用できないのか」と話が壊れたら大変だ。今までそんな書類はなくとも、
トラブルが起こったことなどなかったのだ。

ところが今回は「そもそも頼んだ覚えがない」と言い出した。たぶん社内手続きも
いい加減で、正式な稟議を通していなかったのだろう。相手が小さな会社で体力がなく、
正式の契約書もないのをよいことに、知らぬ存ぜぬと言い始めた。

■正式な契約書は確かになかったが・・・

K社は困った。製造経費だけでも1億円以上かかっている。大企業にとってはたいした
ことのない金額だろうが、K社にとっては生死に関わる金額だ。かつて納入先が倒産
して不渡りをつかんだことはあるが、こんな形で騙されたことは一度もない。(※続く)

URLリンク(jbpress.ismedia.jp)


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