10/10/15 12:32:06
海底に眠るレアアース(希土類)やレアメタル(希少金属)などの資源を探る
海中ロボットの開発に、文部科学省が再着手する。高木義明文科相は
「こういう機会にスピードをあげたい」としており、今国会の補正予算で
開発費を盛り込む考えを示した。昨年の政権交代以降の予算見直しで開発が
中止されていたが、中国からの事実上の輸入規制でレアアースが注目され、
一転、加速される見通しだ。
開発するのは海中を自動的に潜航、海底地形のデータを手がかりにして
海底下の構造を調べるロボットで、10億円の開発費が見込まれている。
来年度の概算要求で、船から遠隔操作する別のタイプのロボットと合わせ、
3機分の予算を「元気な日本復活特別枠」として盛り込んだが、その一部を
前倒しする。2013年度の調査開始を目指している。
伊豆・小笠原諸島や沖縄周辺の海域には、ニッケルや白金、コバルトといった
レアメタルを含んだ海底鉱床が多数あるとみられ、レアアースが含まれる
鉱床の存在が期待されている。
●海中を自動的に潜航する資源探査ロボットの完成予想図
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