10/10/23 21:07:45 VelNPgpj
>>933
企業の現預金が増えたとか内部留保が増えたとかってのを、企業が国債を
買ってると思ってるのかもしれないけど、それは勘違い。
企業ってのは基本的に借金をして、設備投資をして、それで利益を出す。
企業が現金を持っていても、膨大な設備投資などの借金を持ってて、それを
毎年償却している。
表面上預金が増えたのは、リーマン・ショック後の膨大な赤字をそのままに
しとくわけにはいかないから、入った利益で赤字の穴を埋めて、資本が劣化したのを
立てなおしたってこと。
それと、日本の景気低迷で工場を作ったり設備投資をしたりするのをやめたから
過去にくらべて現預金が増えただけ。
それと、企業の資産ってのは個人資産と別に存在してるもんじゃないんだよ。
分かりやすいようにちょっと極端な例を出す。
Aという企業が1兆円の現金を持っていたとする。そしてその株は1株しかなく、
それを個人が持っていたとする。
たしかに企業は1兆円持ってるけど、個人が持ってる株の価値も1兆円。
つまり、個人資産の中に企業の資産も含まれてるんだよ。
だからその企業が1兆円かけてロケットを作って失敗し利益を出せなかったとすると、
個人の持ってる株の1兆円の価値もなくなる。
つまり、企業の資産と個人の資産は別個にそれぞれ存在してるってわけじゃない。