10/10/23 19:24:53 VelNPgpj
>>922
根本的に金利のしくみを勘違いしているよ。
日本のGDPが毎年どんどん伸びてた時代は、
景気絶好調 → 企業の資金需要拡大 → 個人の住宅ローンで資金需要拡大
→ 金利上昇 → インフレ
GDPが伸びてないときの金利上昇のメカニズムは・・・
欧米の景気回復 → 金利上昇 → 経済好転 → 欧米の通貨が上がりだす →
銀行、生保、機関投資家にとって日本より有利な投資先がいっぱいできる →
日本国債に投資する金利の3倍儲かる → 銀行、生保、年金が投資先を分散するときに
海外の債券の比率を高める → 日本国債の金利上昇
国債ってのは景気が後退したときに、安全に投資しようってときに組み入れ比率が高く
なるが、海外の景気が回復していくと、日本より有利な投資先が債券だけでなく、株へも
投資できるようになってしまうから、世界の景気が回復すると、金利が上がるんだよ。
さらに5年後に日本では恐ろしいことがおこる。
年金受給者が極端に増えて、生命保険も貰う人が増える。さらに年金の不足で貯金を
取崩す老人が急増する。
つまり、年金は国債を売り、郵貯も国債を売り、年金も国債を売り、銀行も国債を売る、
って状況が起こっちゃうわけ。
日本は、団塊の世代の人口が極端に高く、その世代の貯金が膨大だったから、彼らの
貯金が、年金、生保、郵貯、銀行に蓄積され、それで国債の需給が、歴史的に奇跡的な
水準でよかっただけ。
ずうっと国債の買い手だった年金は今年から売り越しだよ。郵貯の貯金も減り始めてる。