10/10/11 11:19:27
>>1のつづき
LGエレクトロニクスも、冷蔵庫、洗濯機などの白物家電で、中国のハイアールに次いで世界
2位につけています。携帯電話でも、ノキア、サムスンに次いで、世界で3位に入っています
。数ある日本の携帯電話会社は、エリクソンと組んだソニーを除いて、まったくプレゼンス
を示せないでいるのとは好対照です。LGグループは新興国市場の開拓にも積極的に乗り出
し、コーラン内臓テレビなど、世界各国の消費者のニーズを丹念に拾い上げ、ユニークな商品
を生み出しています。
現代自動車は2008年の世界新車販売の企業別ランキングで六位につけ、ホンダを上回る存在と
なっています(「週刊エコノミスト」2010年4月13日号)。アメリカ市場では、巧みなマーケ
ティング力を見せつけたほか、エンジンの独自開発に踏み出し、ハイブリッド・アダプテイ
ション(柔軟な適応)方式という新しい生産モデルを打ち出すなど、生産面でもトヨタのお株
を奪っています。新興国市場でも強さを発揮し、中国では手ごろな価格の車を投入し、手の
届くところにある憧れの外国車というポジションを獲得しているのです。
ポスコは2009年世界の粗鋼生産ランキングで、好調な中国勢の間に割って入り、4位となり
ました。中国勢やポスコの勢いに押されて、2位から七位に順位を落とした新日鉄とは、明暗
が分かれる結果です。特に収益力の差が開いており、新日鉄の営業利益率が1.1%(2010年
3月期予想)に対して、ポスコは10.6%(2009年12月期)となっており、コスト競争力の強さ
を端的に示しています(「週刊エコノミスト」2010年4月13日号)。
また、いつの間にか、韓国企業の特許取得件数は日本企業を上回るようになり、R&Dにも
相当力を入れています(図2)。このような日韓逆転の現象は様々なところで起こっているのです。
URLリンク(business.nifty.com)
<以下略>
-以上-