10/09/25 05:22:37
東シナ海のガス田「白樺(しらかば)」(中国名・春暁)の施設に中国側が持ち込んだ
機材について、経済産業省は24日、朝日新聞の取材に、掘削工具を海底に誘導する
パイプの可能性が高いと明らかにした。同省は中国が掘削を開始しているとの見方を
強めている。
日本政府は掘削が事実ならば対抗措置を取る方針を確認している。中国漁船衝突事件で
逮捕した中国人船長の釈放は決まったが、ガス田問題も解決に向かうかは不透明だ。
同省幹部によると、海面からの高さが30~40メートルある白樺の掘削用施設で、
最高部(やぐら)の下方に掘削用の「ドリルパイプ」と呼ばれる機材のようなものが
複数本、運び込まれ、立てかけられているのが確認された。ドリルパイプは長さが
約10メートル。パイプ同士を連結させて、先端にはドリルなどの掘削用工具を
取り付ける。これを海底へ届かせる。持ち込まれたのは、最近1カ月以内だという。
同省によると、ドリルパイプとみられる機材の数は日によって増えたり、減ったり
している。施設の外側から見る限り、パイプが実際に海底に届いて掘削している
ところまでは確認できないという。ただ、「周囲の海面の変色も含めて、(掘削を
示す)状況証拠はそろっている」としている。
同省資源エネルギー庁の石油・天然ガス課の平井裕秀課長は24日、自民党外交部会で
「100%自信があるのかと言われると、現場に行っているわけではないので、
はっきりしないが、掘削の可能性は高い」と説明した。
中国側はこれまで、機材搬入は「施設の補修のため」と説明している。日本側は
中国側に改めて詳しい説明を求めるとともに、監視を続ける。
●東シナ海のガス田「白樺」。中央に立つやぐらには、掘削工具を誘導するもの
とみられる茶色のパイプが見える=17日
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