10/09/25 00:48:03
CDやDVD、本の販売・レンタル店「TSUTAYA」を展開するCCC
(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)は24日、中古本の買い取り・販売に
新たに乗り出した。中古本市場での競争激化が予想され、新刊書市場への影響を
指摘する声もある。
横浜市の「TSUTAYA横浜みなとみらい店」内に開店した「ecobooks」
(エコブックス)1号店の中古本の品ぞろえは約10万冊。新刊書、レンタル本を
含めた約22万冊から、お客は好きな商品を選べる。1カ月間の売り上げ目標は
800万円。今年度中に首都圏や大阪府内などに10店舗を開店し、5年以内に
全国で200店舗に広げる計画だ。
現在、中古本市場の規模はネット販売を除いて推定800億円強。ブックオフが
6割のシェアを占めているが、TSUTAYAの参入で競争が激しくなりそうだ。
全国にブックオフが914店舗あるのに対して、TSUTAYAは1391店舗。
TSUTAYAの参入にブックオフは、「新刊書店が中古本の販売に参入している
流れの一つ。当社の仕入れ力と、圧倒的な在庫量で自分たちの強みを生かしていく」
とコメントした。
一方、新刊書の売り上げがさらに減るのではないかとの懸念もある。講談社の森武文
常務は「資本力のあるTSUTAYAがリサイクルビジネスに本格参入することで、
新刊への影響は避けられない」と話した。
●中古本コーナーが設けられたTSUTAYA横浜みなとみらいの店内。
「買取」を呼びかける看板もある
URLリンク(www.asahicom.jp)
◎カルチュア・コンビニエンス・クラブ(4756)のニュースリリース
URLリンク(www.ccc.co.jp)
◎URLリンク(www.asahi.com)