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倉敷市は2009年の観光統計をまとめた。市内を訪れた観光客数は前年
(671万6千人)に比べて116万5千人(17・3%)の大幅減で
555万1千人。08年末の倉敷チボリ公園閉園や新型インフルエンザ流行
などが響き、美観地区も2年ぶりの前年マイナスとなるなど、市内の主要な
観光地の観光客数は落ち込んだ。
市が市議会文化産業委員会で報告した。観光地別でみると、「美観地区」が
前年比2・9%減の314万7千人。「鷲羽山とその周辺」(148万5千人)は
同9・3%減、「円通寺など玉島地区」(5万1千人)は同32・9%減と落ち込んだ。
統計上では前年92万5千人が訪れたチボリ公園が閉園に伴いゼロとなり、全体を
引き下げる最大の要因となった。
市内の宿泊客数は、同6・6%減の90万8千人。08年秋からの世界的な景気悪化が
ビジネス利用面でもマイナスに作用し、2年連続で100万人の大台を割り込んだ。
このうち修学旅行生は1万5千人と同22・5%も減少し、市観光課は「チボリ閉園
の影響があった」とみる。外国人観光客は同18・4%減の1万6千人と、2年連続
の減少となった。
市観光課は09年について「チボリ閉園の影響が大きいうえ、新型インフルエンザ
流行や景気悪化などの悪い材料が目立った」と説明。「修学旅行や外国人客の誘致
を積極的に推進していくとともに、11年末に開業するチボリ跡地の商業施設から
市内の観光地への誘導策も検討していきたい」と話している。
●グラフ
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