【論説】「中国の時代」は短命、2011年以降は停滞長期化--米Forbes誌 [09/16]at BIZPLUS
【論説】「中国の時代」は短命、2011年以降は停滞長期化--米Forbes誌 [09/16] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
10/09/16 11:07:14
“百万の真実”【訳注】があるとされ、地球上で最も急激な社会的変化を遂げつつ
ある中国は、いかなる予測も無力にみえる。だが私はあえて、どんな預言者でも
しり込みするような大胆な予測をしてみたい。今後十年の中国について、確実に
言えることが三つあると思っているのだ。

まず、今の時代は“中国の世紀”と呼ばれるようになるだろう。中国はちょうど
日本を抜いて世界第2位の経済大国に躍り出たばかりであり、首位の米国も射程
圏内に入った。

だが中国の世紀は短命だろう。長くても数年。世界史上最も速く過ぎ去る“世紀”に
なりそうだ。2011年末までに中国の経済成長率は2ケタを割り込むだろう。国内
総生産(GDP)は10年にわたる減速が始まる。

なぜそんなことがあり得るのか?現在の中国の経済成長率はシンガポールに次ぐ
世界第2位だ。しかし超のつくこの急成長は幻影のようなものだ。中国も米国の
先例に倣い、炭鉱業が衰退し、中小の製造業や小売業も減少する新たな現実に
適応していかなければならない。

だが中国の内閣に相当する国務院は2008年11月、政府支出によってそうした
適応の痛みを回避することを決めた。こうして昨年、1兆 1000億ドルという
見事な景気刺激策を実施した結果、同年上半期の経済成長率は11.1%という
高水準に達した。だが不幸なことに、中国ではたいていのモノが有り余っている。
居住用マンションはどうか? 8000万戸もの空室があるなどということが信じ
られるだろうか? それでも控えめすぎる評価かもしれない。新築物件の空室率は
50%を大きく上回り、北京では65%以上と見られる。

今後想定されるシナリオは2つしかない。たいていの国でそうなるように不動産
市場が崩壊するか、中央政府が人為的に市場を支えるかである。中国の指導部は
後者を選択する可能性が高く、そうなればごくわずかな経済成長が何年も続く
ような政策を取らざるを得ない。バブル崩壊後の日本を考えてみると良い。
中国の停滞は日本より深刻になるだろう。2013年には日本は再び中国を追い越し、
世界第2位の経済大国に返り咲くだろう。

第2に、2015年までに200万人の難民が発生するような環境災害が起こるだろう。
今や季節ごとに何らかの大災害が起こるようだ。今年は明朝以来の深刻な干ばつに
見舞われた。畑の穀物が枯れ果てる中、飢餓に苦しむ北朝鮮の人々に倣い、野草で
食いつなぐ人々も出た。その後は一転大雨となり、一度の嵐では25万人が自宅から
避難しなければならなくなった。

たった1件の環境災害で、200万人もの人々が家を失うものか、と驚くかもしれない。
だがこれもさほどとっぴな予測ではない。世界銀行は 2020年までに中国では
3000万人もの環境難民が生まれる可能性があると見ている。個別の自然災害では
なく、全般的な水不足がその原因だ。(※続く)

◎ソース 米Forbes誌
URLリンク(www.nikkei.com)


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