10/09/04 00:01:24
鈴木さんや山田さんだけではない。
VOICEの取材で他にも、中四国地方の私立大学は「一連の行為は大変悪質で内定取り消しと
同等だ」とコメント。
さらに別の私立大学も「辞退届を無理やり書かされたと聞いている。実質的な内定取り消しで
あると考えている」とコメントしている。
少なくとも4つの大学の卒業者から同じような報告があがっていることがわかった。
内定辞退届は本当に自発的に書かれたものといえるのか。
自発的に書かれたとしても、入社1週間前にほぼ同じ内容で書くということは考えにくい。
「くら」に取材を申し込むとこんな回答が返ってきた。
「労働局から、これは内定取り消しや辞退の強要ではないと評価をいただいたんです。
取材はお断りします」(「くら」からの回答)
確かに労働局は「くら」を指導していない。
しかし、担当部長は「くら」側を聴取したことを認めた上でこう答えた。
<堺公共職業安定所 田ノ岡業務部長>
「(調査に)限界あるのは私どもも認めるが、だからといってやり方、内容、また結果に対して
『問題ないですよ』という対応は一般論として考えにくい」
とはいえ、企業側と当事者の言い分が食い違う限り、事実の認定、判断は出来ないと
いうのだ。
相次ぐ内定切りの問題を受けて、国は現在内定を取り消した企業名を公表している。
だが、本人が自発的に内定を辞退したのであれば手の打ちようがない。
取材班は合宿を取り仕切った人事担当者を直接取材したが、その場では何の回答も
得られなかった。
そしてその後、「くら」側から正式な回答が届いた。
「当社として内定辞退を強要したという事実などは一切なく、ご本人の意志により
辞退されることになったものです」(「くら」側の回答)
>>3に続きます