10/09/04 00:00:54
(長文のため略)
<山田さん(仮名)>
「白い紙とペンを出してきて『本当にいいのか』みたいな確認もなくて、
『今から言う言葉を一言一句間違いなくしっかり書きなさい』と言われたんですよ。
ふつうにスラスラと言う中で損害賠償請求しませんという言葉が出てきましたね」
山田さんは内定辞退届を書くよう求められ、最後に、損害賠償は一切しないという一文を
書かされたと証言する。
もう一人、鈴木さんも2日目の夜の出来事をこう語る。
<鈴木さん(仮名)>
「ゆっくりと白い紙とペンを渡されて、そのとき僕も頭が真っ白だったんですけど、
のぞきこんで指でこう、紙をなぞるように『こう書いて』と一字一句指示されました。
精神的に追い詰めるような言葉の雰囲気というか、言葉の重さだったので」
後に、鈴木さんが通っていた大学が「くら」側から入手した鈴木さんの内定辞退届。
文字は乱れ、漢字も書き損じている。
「貴社に対して何らの権利や請求権を持っていないことを確認致します」
(「くら」側から入手した内定辞退届)
最後の文章は山田さんの証言とも一致する。
その後、鈴木さんの両親が直接抗議したのに対し、「くら」側は「自発的に書いたもの」と
反論したという。
(中略)
<関西大学キャリアセンター 吉原健ニ事務局長>
「これは、昨今問題になっている新卒切りに等しい、まさしく内定取り消しと同等のものだと
判断したということです」
そもそも就職内定は、正式な通知が届いた段階で法律上の雇用契約の成立を意味する。
内定取り消しは、一方的な契約の解除にあたるのだ。
大学側はさっそく「くら」に抗議した。
これに対して大学に説明に訪れた人事担当者は「内定辞退は20人を超えるが、内定辞退届を
書いたのはあくまで本人であり、辞退は自発的なもの」と主張したという。
<関西大学キャリアセンター 吉原健ニ事務局長>
「本人たちの自署による入社辞退願いが出ている。それを伝家の宝刀のように企業側の論理を
ふりかざしている。入社前、数日まえに20名を超える方が辞退をする会社の研修をやっている
ということを(人事担当者は)胸をはっておっしゃる。もう辞めないといけないという気持ちに
もっていくような入社前の研修って一体何なんでしょう」
>>2に続きます
▽News Source 毎日放送VOICE 2010年09月01日
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(長文のため抜粋、全文はリンク先参照)
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